水虫の治し方!アリルアミン系のラミシール?

水虫の原因である白癬菌(皮膚糸状菌)は、真菌つまりカビの仲間に分類されます。
水虫とは一般俗称であり、常在菌である白癬菌が活発化して増殖した部位ごとに症状名が名付けられるため、たとえば足の場合は「足白癬」と呼ばれます。

そこで活躍するのがアリルアミン系のラミシールと呼ばれる薬品です。
抗真菌薬に分類されており、皮膚真菌症の原因である白癬菌の発育を抑えて症状の進行を抑制するのがラミシールの治し方です。
ラミシールには大きく分けて錠剤タイプ(ラミシール錠125mg)と、クリーム剤タイプ(ラミシールクリーム1%)の二種類あり、患部や症状に分けて使用します。

患部が目に見えている場合はクリーム剤タイプを使用するのが一般的な治し方です。
1日1回、患部に指定用量だけを塗り込みます。
この回数・分量に関しては一般的な成人に対してであり、年齢や症状によって用量や用法は異なるため、医師や薬剤師に相談して用法用量はきちんと守るようにしましょう。
指定第2類医薬品であるため、薬剤師が常駐するドラッグストア・薬局などや通販でも購入することができます。

白癬菌は足だけでなく身体のあちこちに感染する厄介な菌であり、足の表層的な部分であっても深在性皮膚真菌症や角質増殖型といったように、塗り薬では対応しきれません。
ラミシールクリームでは対応しきれない範囲を錠剤タイプがカバーします。
錠剤タイプによる治し方は、1日1回食後に経口服用する形で行われます。こちらもクリーム剤と同じく薬局・通販で購入することが可能です。

使用場の注意点としては、過去にかゆみや発疹などアレルギー症状が出たことのある方は、服用前に医師や薬剤師に必ず相談するようにしてください。
授乳中の方や妊婦の方、他に薬を常飲している方はテルビナフィンによる副作用が見られたり、薬の効果が弱まる可能性があるためこちらも必ず購入前に相談するようにしましょう。

また、水虫は再発しやすい病気でもあります。一度治ったように見えて、半年経つと再発することがほとんどです。
皮膚糸状菌という種類名の通り、皮膚の表面部分の菌は殺菌できても根を張った深い部分にまだ生き残っていて、時間が経てば皮膚の再生とともに表面へと現れ、症状が再発します。
少なくとも3ヶ月から半年は治療を続けましょう。

有効成分のテルビナフィン

ラミシールは商品名であり、薬剤に含まれる有効成分がテルビナフィンとなります。
ラミシールに含まれている薬効成分の正確な名前は「テルビナフィン塩酸塩」であり、抗真菌薬として用いられるアリルアミン系の有機化合物の一種です。

テルビナフィン自体に匂いはなく、酢酸やメタノールに溶けやすい性質を持っています。
真菌の活動を抑える力が強く、また対応する真菌の種類の幅も広いため錠剤・クリーム剤タイプともに、対応できる症状の種類は幅広いです。
抗真菌活性と成分表には書かれていますが、実際のところ殺菌的に働くほど強力な力を示し、医師の指示通り用法用量を守って適切な期間治療に当たればきれいに治すことが可能です。

テルビナフィン塩酸塩が水虫菌(白癬菌)に効果が見られるメカニズムは、真菌細胞の代謝酵素の生成を妨害することによって得られます。
経口摂取によって腸から吸収された有効成分・テルビナフィンが、皮膚角質に集まって真菌細胞内へと移行します。

次に、真菌細胞内のスクアレンの代謝酵素に狙いを定めて生成・結合の阻害を行います。
そして真菌内にスクアレンを蓄積させた上で、細胞膜の構成成分となる「エルゴステロール」の含有量を低下させます。
これによって真菌細胞膜を破壊して、治療へと結びつくのがテルビナフィンの効果のメカニズムです。錠剤・クリーム剤の他に、外用薬として液剤やスプレー剤も販売されています。
いずれのタイプも真菌細胞内への移行性に優れており、それに加えて低濃度でも強い抗真菌活性を示す優秀な薬です。

滅多に現れませんが、肝臓が悪くなる副作用が見られるケースがあります。
重症化することはほとんどないものの、予防のために定期的に肝機能検査を受けるようにしましょう。
その他、白血球や血小板が減少する血液障害も見られることがあります。

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